先週金曜日の米国株は大幅続伸した(DJIA +156.82 @12,862.23, NASDAQ +45.98 @2,905.66)。1月の雇用統計が予想以上に良かったことが背景であある。DJIAはリーマンショック後の戻り高値(2011年4月29日)を更新した。これを好感して本日の日本株全般は反発した。東証1部では、上昇銘柄数が1,145に対して、下落銘柄数は396となった。騰落レシオは127.03%へ上昇し、当面の高値警戒感が一層強まった。東証1部の売買代金は1兆2134億円となり、1兆円越えが定着してきたようだ。今日はパナソニック、ソニー、ニコンなど、大形主力株が大きく上げた。
TOPIXも日経平均も上放れて始まったが、上下にひげを引いた短陰線で終えたので、上値は重そうだ。1月25日の戻り高値を上抜けたので、次に目標として意識されるのは昨年10月31日戻り高値だ。どちらの指数も累積出来高価格帯の一番大きなところを上抜けたので、高値掴みをして待ちかまえている売り玉の圧力は徐々に小さくなっていくと考えられる。なぜなら、含み益がある買い玉は下落に転じない限り、急いで売る必要がないからだ。ただ、空売り玉はいつでも入ってくるので楽観ばかりもしていられないが。
TOPIX +9 @769
日経平均 +98円 @8,929円