ホンダの２０１１年４月から１２月期の連結決算は、タイの洪水被害などの影響で営業利益が７７％も減るなど大幅な減収減益となりました。
「（生産計画から減産した）２８万５０００台のうち、約２６万台を洪水の影響とみています」（ホンダ・池史彦専務）
ホンダが発表した２０１１年の４月から１２月期の連結決算では、売上高が５兆５４３０億円で１年前に比べて１７．６％減少しました。また、本業の儲けを示す営業利益は１１９３億円で７７．２％の減少となり、大幅な減収減益となりました。
一方、２０１２年３月期の通期の連結業績予想は、売上高が７兆８５００億円、営業利益が２０００億円、当期純利益が２１５０億円と発表しました。
ホンダはタイの洪水で工場が完全に水没し、直接の被害を受けていて、前回の決算では通期の業績予想を開示しませんでした。タイの工場については、去年１１月末から始めた排水と清掃作業が完了し、現在、工場建屋と製造設備の復旧を進めていて、３月末に生産を再開する予定だということです。
（31日17:26）
