昨晩21日のNYは、フィラデルフィアの製造業指数が大幅に悪化、2001年3月以来の水準ということで、142ドル下げて2284。12321の日足転換線を再び割った。日足基準線12214はまだぎりぎり保っているものの、基準線は下向き。注目していた月足基準線12429の回復は難しくなっている。経済指標の悪化はとても一時的な鈍化などというレベルではなくなっており、株価も上昇波動はいったん終焉、これからまださげてゆく可能性が高いと考えるべきではないだろうか。為替も予想通り、円高に振れ直しているようだ。
さて、日経平均だが、昨日上がったので、喜んでいる人が多かったようだが、現物に売買がないので、先物で値を上下したい向きが動かしているだけではないだろうか。月足の雲の上限あたりは下値は堅そうだが、長中期のトレンドはなおした向きなので、NYを受けて再び下値をたたく方向へ動きそうな気配だ。