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フィッチ:ギリシャは支払不能3月20日償還できずデフォルトへ

 これ一歩間違えれば風説の流布な訳ですが…。 

 http://www.bloomberg.co.jp/news/123-LXXWBY1A74E901.html

 ”格付け会社フィッチ・レーティングスのマネジングディレクター、エドワード・パーカー氏は17日、ギリシャは支払い不能に陥っており、恐らく3月に期限を迎える国債を償還できないだろうとの見方を示した。

 

 同氏はストックホルムでインタビューに応じ、ギリシャが3月20日に期限を迎える145億ユーロ(約1兆4200億円)の国債を償還できる可能性は低いと語った。債務減免で民間部門との合意をまとめようとする行為は、フィッチの基準でデフォルトに相当するとも指摘した。

 

 ギリシャのパパデモス首相は18日に、民間債権者の代表団との交渉を再開する予定。少なくとも50%の減免をめぐる交渉は先週中断された。ギリシャの歳出削減・財政引き締めをめぐる公的債権団との交渉は20日に開始され、追加支援の是非を決定する。

 

 パーカー氏は「いわゆる民間部門関与(PSI)は当社の規則では明らかにデフォルトだ。従ってギリシャのデフォルトが実際に起こっても驚きはない。どちらにせよ、デフォルトは比較的早い時期に起こると考えている」と語った。

 

 フィッチは昨年7月にギリシャを投資適格から7段階下の「CCC」に格下げ。同時に、債券保有者に負担を負わせる欧州の救済案が実現すれば「制限的デフォルト」と見なすと表明していた。

 

 強制的な債務交換の可能性も

 2022年10月償還のギリシャ債の利回りは45ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の33.6%。昨年12月21日には過去最高の36.14%に達していた。

 

 交渉中の債務交換案は、民間投資家が保有するギリシャ債務2050億ユーロから1000億ユーロを減免する内容。

 

 国際通貨基金(IMF)の見積もりによればギリシャの2011年債務残高は国内総生産(GDP)の162%だった。パーカー氏は「政府債務の対GDP比が160%で上昇しつつある。これでは返済できない」として、「第一案はPSI交渉を再開して自発的合意に至ることだ。それができなければ強制的な債務交換になるだろう」と話した。

 

 民間債権団を代表する国際金融協会(IIF)とギリシャ政府の間のアテネでの協議は13日に中断された。ギリシャはIMFと欧州連合(EU)から先月受けた80億ユーロの融資と証券発行で生き延びている。この日は13週物で16億ユーロを調達した。

 

 パーカー氏はまた、欧州債務危機は「ずるずると長期化する」公算が大きいと述べ、「ユーロ圏諸国の政府債務を連帯して保証するという意味で、何らかの財政同盟へと飛び込むだけの政治的意思がない」と指摘した。”

 …まぁ情報が正しいかの判断は皆さんに任せますよ。

 ただ、実際の状況がどうであれ、こういう話が出て信用する人間が多ければ多いほど、ギリシャの運命は悪い方向へ動き出すでしょうね…。 

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