映画ずきのしんちゃんさんのブログ

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欧州が頭を抑える

週末の日経平均8500.02(+114.43) 雲 基準線8501のすぐ下 転換線 8456の上ボリンジャー 下向きのTP8475の上 MACD RCIは上向き。転換線、TP(25日)を上に抜けたが、25日も下向きで、基準線は超えられず、方向感は定まっていない。長期でみても下値が切りあがってきているが、まだRCIなども底ばいで反転上昇とはなっていないし、下降トレンドラインを抜けてきたとはいえない水準。

ダウ12422.06(-48.96) 雲 基準線 転換線 の上ボリンジャープラスσの上MACD RCIは横ばい。上値が重いが、長い下髭を出し下値も底堅い。月足をみると、RCIは底打ち、長期も上昇に転じていると思われるが遅行線が雲の上限にかかっており、前の高値を抜けられるかどうか、かなり抵抗がありそうだ。

ドル円76.97 雲 基準線 転換線の下 ボリンジャーマイナスσの下 MACD RCIは底ばい。円高基調だが、下髭をいくつも出してドルが下げ渋っているところ。

ユーロ円97.50 雲 基準線 転換線の下 ボリンジャー マイナス2σの近辺 MACD下落 RCIは底。なお強いユーロ安基調。

欧州の方は、イタリア、スペインの国債は堅調に消化され、ECBの資金供給がきいていることを示しているが、S&Pがユーロ圏各国を格下げ、ギリシャの債務をめぐる交渉が難航していると伝わり、ユーロは下落、ダウにも重石になっている。アメリカの景気をめぐる指標はミシガン消費者信頼感指数も予想を上回り、8ヶ月ぶりの高水準ということで、ダウの下値を支えている格好だが、ギリシャのデフォルト、フランスなどの格下げでEFSFの格下げといったリスクが漂っており、上値を追うのは難しいというところだ。
日本については、円高が続く以上、ダウを素直に追いかける体力は乏しいだろう。厳しい円高によって輸出が滞り、貿易収支の赤字が定着してゆくと、資本収支の黒字が命綱ということになる。もし資本収支が細って国際収支全体が赤字に転落すれば、国内の貯蓄が流出し、国債の消化が難しくなって、一気に財政破綻へと向かいかねないリスクもある。国の歳出の半分が借金という異常事態になっており、高齢化社会に伴う社会保障の膨張からみても、消費税の税率を上げることはやむをえない選択に思われる。もともと言い出したのは自民党なのだから、自民党も政局の道具に使うのではなく、きちんと大人の態度で協力するべきだろう。だが、増税の一方で、そのショックを上回るような成長戦略を打ち出していかないと、景気は上向かず、税収も細るだろう。そのあたりの知恵が乏しいのが心配だ。
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