【シドニー時事】週明け9日のシドニー外国為替市場では、前週末の海外市場でのユーロ売りの流れを引き継ぎ、ユーロ相場は対円で一時1ユーロ=97円28銭まで下落、前週末のニューヨーク市場で付けた2000年12月以来11年超ぶりの安値(97円87銭)を更新した。
思うのは、円高が日本の株式市場の上値を抑えている。他国のチャートを見ると、本来日経8600以上は
キープしていてもいいと思う。欧州市場でさえユーロは下がっても市場はやや上向きなのに。むしろ作為的にユーロ安を誘導しているんじゃないか??
たぶん、日本は情報戦と政策面で負けている。
どこにおいても問題は抱えているだろうけど、市場はタイミングに応じてネタを出してくる、と思った。長い目で見ると、アメリカ→欧州→中国→そして日本、という具合にこれから懸念問題はでてくるんじゃないか。そうなると、現状からだと円高→円安・デフレ→インフレという最悪な流れが「作られる」。そのころまでに経済的に体力があれば別だけれど。なければ不況は加速するだろうな。