野田首相、、特別会計改革をやるから増税を、というスタンスに微修正。
しかし、これは財務省の権限が更に膨らむ道である。
特別会計とは各省庁が持っているプロジェクト予算のことで、これは財務省があまり口出し出来ない予算でした。 その分、無駄や利権の温床、と言われていたもので、その度合いが強いものを改善なり廃止するのは悪いことではない。
しかし、今回の措置は、特別会計を廃止しても、その分のお金を、財務省が管理する一般会計に移し替えるだけです。
これでは利権潰しになっても、財政赤字削減にはつながらない。
他省庁の利権が、財務省の利権に置き換わるだけです。
これを特別会計改革と称し、だから、増税を、というのではあまりに虫が良すぎる。
増税を言うならば、特別会計廃止の分だけ支出を減らし、赤字を減らすべきでしょう。
また、増税以前に、景気を悪化させ、税収を低下させているデフレ政策をやめるべきです。 デフレから脱却すべく、適正な通貨供給量に戻すべきです。
わざわざ、財政悪化が進むような政策を打ちつつ、増税を求めるのはおかしい。
詳細は当方12/25日記『★高橋洋一著『財務省が隠す650兆円の国民資産』』を参照されたし。