環境省は、来年度予算案に福島第一原発の事故によって汚染された土壌などの除染費用として、およそ4500億円を盛り込む方針です。
環境省は24日、閣議決定された来年度予算案に福島第一原発の事故によって、放射性物質に汚染された土壌などの除染や廃棄物処理の費用として、およそ4500億円を盛り込みました。
今年度予算ですでに執行されているものを含めると、除染にかかる費用はすでに1兆円を超えており、今後も中間貯蔵施設の建設費用など数兆円単位で増えると予想されています。このほか、災害廃棄物の処理費用としておよそ3600億円が盛り込まれています。
また、来年4月に環境省の外局に設置される予定の「原子力安全庁」の予算として、504億円を盛り込みました。このなかには、福島第一原発事故による健康への影響を調べる費用19億円が含まれています。スタッフも、原子力安全・保安院よりも100人多い500人規模となる見通しです。
(24日14:16)