スティーブ・ジョブズⅠ、スティーブ・ジョブズⅡ
取材嫌いで有名なスティーブ・ジョブズが唯一全面協力した、本人公認の決定版評伝。全世界同時発売!
未来を創った、今世紀を代表する経営者スティーブ・ジョブズのすべてを描き切った文字どおり、最初で最後の作品!!
本書「スティーブ・ジョブズⅠ・Ⅱ」を読まずして、アップルもITも経営も、そして、未来も語ることはできない。
著者:ウォルター・アイザックソン
訳者:井口 耕二(いのくち・こうじ)
出版:講談社
スティーブ・ジョブズⅠ
スティーブ・ジョブズⅡ
「スティーブ・ジョブズⅠ、スティーブ・ジョブズⅡ」
アップル創設の経緯から、iPhone iPadの誕生秘話、そして引退まで、スティーブ・ジョブズ自身がすべてを明らかに。
本人が取材に全面協力したからこそ書けた、唯一無二の記録。
伝説のプレゼンテーションから、経営の極意まで、ジョブズの思考がたっぷり詰まった内容。
ビジネス書、経営書としても他の類書を圧倒する内容。
約3年にわたり、のべ数十時間にもおよぶ徹底した本人や家族へのインタビュー。
未公開の家族写真なども世界初公開。
ライバルだったビル・ゲイツをはじめ、アル・ゴア、ルパート・マードック、スティーブ・ウォズニアック、そして後継者のティム・クック…世界的に著名なジョブズの関係者百数十名へのインタビュー、コメントも豊富。まさに超豪華な評伝。
本書はじめにより
本書が生まれた経緯
2004年の初夏、私のところにスティーブ・ジョブズから電話があった。
ジョブズは、折々、友だちのような感じで連絡をしてくるのだ―――私が働いていたタイム誌やCNNに、新しく発表する製品を取り上げてほしい場合などは熱心に。
このころ私はタイムもCNNも辞めたあとで、ジョブズからの連絡もめっきり減っていた。
転職先のアスペン研究所について少々話をしたあと、研究所のあるコロラド州まで来てサマーキャンパスで話をしてくれないかと頼んでみた。
彼の答えは喜んで行くけど話しはしない、ただ、散歩をしながら私とゆっくり話がしたい、だった。
私は、変な話だなと思った。
大事な話はえんえん歩きながらするのがジョブズ流だとまだ知らなかったからだ。
散歩をしながら彼に頼まれたのは、「僕の伝記を書いてくれ」だった。
そのころ私はベンジャミン・フランクリンの伝記を出版し、アルベルト・アインシュタインの伝記を書きはじめたところだったので、一瞬、ジョブズが自分のことをそのふたりに連なるべき人物だと考えているのかなどと半ば冗談で思ったりした。
ジョブズはキャリアの途中で、まだまだ上りも下りもたくさんあるはずだと思っていた私は、彼の依頼を断った。
いまじゃない、10年後か20年後か、<<続きを読む>>
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