株太(ちゅうた)さんのブログ
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アメリカンドリームの悲劇
アメリカンドリームと聞けば耳ざわりの良い言葉です。でもそのアメリカの現実はどうでしょう?
極端な話、勝ち組がほぼ総取り。負け組みは明日の食事に困る始末。日本の政治家も官僚もこの社会を真似しようとしています。勿論、自分たちの特権はそのままです。
名前は誰か忘れましたが…
米の社会学者が、社会における富の分配とセーフティネットのバランスが、人の平均寿命にどのような影響を与えるかを研究したそうです。
結果は成功した人と、頑張っても成功しなかった人に対して、前述のバランスが崩れていれば崩れているほど、平均寿命は短くなるそうです。
社会主義や共産主義の国ではない研究者の研究であるところに意義があると思います。
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米国社会、ある一時点で見ると、収入差莫大なのですが、人生全体で比較すると、欧州と同程度の差異になるそうです。 しかも、いわゆる勝ち組は固定してない。
米国がアンフェアな特権社会、階級社会でないからそうなる。世界で最もフェアな自由社会に近いのが米国。それゆえ、国民のやる気、パフォーマンスが高まり、経済が世界最強になっている。
日本はどうか?
日本はむしろ悪平等社会(社会主義、共産主義ほどでないが)で、怠けたり、ゴネたりするほうが得をする社会に近い。 アンフェア度はアメリカより高く、それが社会の効率性を阻害している。
社会主義は破壊主義です。 そちらの方向は自爆への道。特に日本の場合、現状でさえ悪平等的なのだから尚更。
裏付ける資料がないから何とも言えないけれど
米のような行き過ぎた(と勝手に思っている)弱肉強食は
勘弁してほしいな。
日本のコネ社会、無責任な官僚主導の社会主義国家も嫌ですが、自由競争であればどんな結果を招いていいのかという社会も疑問です。
米は社会時代が再チャレンジできるシステムがあるけれど、日本にはそれがないのに、上辺だけ真似をしようとするから変なことになる。
確かに経営トップの凄まじい高所得は問題になってますが、同時に経営トップに関する株主のチェックもすごい。 それに、失業手当や民間のホームレス支援はむしろ、アメリカの方が進んでいるのでは? 日本では民主党はおろか、社民党も共産党もホームレスについては何の支援策も打ち出してないし、民間の支援団体もほぼ皆無では?
公正な自由競争で、再チャレンジでき、かつ落ちた時のサポートもそれなりにしっかりしてる、それがアメリカ社会ではないでしょうか。
日本の場合は、再チャレンジも起業もホームレス支援もいまいちで、外を厳しい状態にしておいて、固定された企業序列、官僚主導の政治の中にすべてのヒトを飼っておく、というシステムになりつつあるのでは(役所も政治家も二世三世が増えてきている、と感じます、最近)
話戻りますが、社会主義的な勢力(財源裏付け無き福祉バラマキ政策)が強まると、その対抗策として自民党では守旧派(バラマキ派)が主導権を握ります。
社会党、共産党が強く、自民守旧派とバラマキ合戦が続いたことが、日本の民主主義をいびつにし、財政赤字を拡大させ、地方を中心に有権者の愚民化を促進し、地方経済、日本経済の停滞を招いた、と思いますが、現状、民主党で左派が主導権を握っている状況は、この流れを助長するでしょう。
日本経済の停滞が続く可能性が高い所以です。
日本人が社会主義の幻想(甘言、政治的詐欺)から解放されれば、自民党守旧派は存在価値を失い、自民党は分裂して本当の民主的二大政党制になるのかも。
自民党はもともと多様な民主主義政党が集まってできたものですが、社会主義、共産主義の嵐がなければ、バラバラのままだったでしょう。 であれば、普通の民主主義社会になったはずで、これほどポピュリズム(衆愚政治化)は進まなかったはず、今の停滞も回避できたはず。
社会主義のカルト思想に染まってなかった戦前派指導者が引退した時期と自民党守旧派(田中派系)が頂点を極めた時期、そして日本の停滞期入りは見事に重なります(1985~90年)
欧州にはいびつな階級社会が残存してますから、そのアンチテーゼとして、いびつなカルト思想(社会主義、共産主義)の存在価値があるのですが、欧州のような階級が存在しない現代日本では、本来、社会主義の存在価値はないと思います、米国同様。
日本の場合、中国やソ連に近接し、シベリア抑留での洗脳者の大量帰国、、というのが全ての過ちの源(カルトの洗脳を取り除くのは困難)。