jojuさんのブログ

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リスクオフへの緩慢な動き(上も下?も急激??)

 欧州不良債権問題は、リーマンショックの証券化バブルほど、リスクの所在が不透明でない。

 ゆえに、リスクオフの動きはあのときほど急激ではない。

 非鉄など商品市場や株式市場からの撤収、現金確保の動きは比較的緩慢である。

 

 問題の解決は政治次第なのだが、現状では、事態悪化はずるずる進むが、事態好転は、政治決断で一気に進む可能性が高い。

 ダウンサイドの動きは緩慢だが、アップサイドリスクでの動きは比較的急激になる可能性が高い、と思う。

 

 その底流には、欧州経済を除く世界経済の回復が、ジグザグながら緩慢に進んでいることがある。

 

 リーマンショック以降、雇用・在庫・生産が絞り込まれていること、債券高・低金利・資源価格高止り・物価上昇堅調で実質金利が低いこと、流動性ショックに対する国際的協調体制がそれなりに構築されていることも、ダウンサイド緩慢、アップサイド急激になりやすい要因である。

 

 この状況は、欧州景気のずるずる低落が、今後、世界経済にどれだけ波及してくるかで変化してきます(欧州人はこのフレーズをブラフとして使っているが、それが実際どの程度になるかは不明)。

 ただ、世界的に金融緩和(実質金利低い)を進めている状況、欧州金融外しが進みつつある状況では、欧州の悪影響波及はそれほど急速にならないかも、です。 

 

 

 緩慢なリスクオフと急激な揺り戻し

、、、、何やら巨大地震時の地殻の動きと類似してますねえ(--;

 

 で、巨大地震、こちらも読めませんが、某週刊誌の記事では来年2月だか3月くらいまでが危ないとか。

 なぜか、欧州問題が当面の佳境を迎える頃(リスクオフの当面の山場)

と時期が一致しているのです(^^;

 

 偶然の一致か、編集部の思惑か、、ホントのところは分かりません。

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