とうとう100ドルの大台越え
以前に147ドルをつけていたので、初めてではないが・・・
アメリカのCPIが落ち着いていることもあり、インフレ懸念は薄い
一方で、ヨーロッパのソブリン危機は当分続く
アメリカ経済は堅調とはいえ、万全ではない
とはいえ、財政出動は難しい
財政赤字縮小策と債務上限拡大を民主・共和両党で合意しなければならない
となると、FRBによるQE3に期待がかかる
QE2はアメリカ経済を下支えしたが、金余りにより商品価格が高騰した
新興国から非常に評判が悪かったのは記憶に新しいところ
今回も商品、特に原油に資金が流れ始めているのか?
各国が正しい政策を行っても、全体でみると調和がとれない『合成の誤謬』がまた始まるのか?
金融政策だけでは限界があるのだが・・・
とはいっても、頑張っていると思う日本銀行だが、もっと金融緩和の余地はあると思う
資産買入枠の拡大は念頭にあるだろうが
本題に戻って、商品価格が高くなると、
中国は金融緩和しにくくなるよなあ~
インフレは共産党の支持基盤を確実にむしばむ
わいろを受け取らない、真面目な共産党員は生活が苦しくなる
わいろを受け取り始めれば、人民の批判を受ける
沿岸部のように物価高以上に収入が増えていればまだましで、
内陸部では収入増が追いつかない地域もあるだろう
人民元を切り上げればいいのだが、外需産業を考えるとそうもいかない
ロシアはぼろ儲け。ヨーロッパ各国にまた天然ガス料金の値上げ要求するだろう
ウクライナはもちろん、東欧・西欧諸国でも払い切れるかどうか・・・
またまた資源相場が展開されるのか?