負け犬の、負け犬による、負け犬のための相場展望52

ギリシャの政治的混乱。先週の相場はこれに尽きるといっても過言ではない。
ECBの利下げの衝撃は、一気にこれで吹き飛んでしまったと言いたいところであるが、実際は違うのではないか?
断末魔的相場、あるいは、最後のあがき相場といったほうが正しいのではないか?むやみやたらと、レートを動かしているようである。
つまり、今年は、証券会社の自己売買部門のトレーダーの損益が悪化しているうえに、自己売買部門そのものの、縮小などもあり、トレーダー自身の首も危うくなっているのではないか?そうであれば、なんとか、レートを動かし、少しでもカネを稼がなければ、トレーダーに明日はないのである。おそらく、こんなところであろう。
年末までは、レンジ相場になるのではないだろうか?安いところで買い、高いところで売る。
リスク資産が買われるときに、意味不明に、ユーロが上がる。この状態が続きそうである。
下落なく、上昇なし。おそらく、1.3550~1.4150くらいのレンジ相場か?
来週は、株式相場では、決算ラッシュである。このごろの、株式相場を見ていると、仕手筋が暴れだしているようである。
新日本理化の爆上げがあり、そろそろ、出来高からみて、最終段階に来ているようである。金曜の出来高は、500万株ぐらいであった。値動きを見せてもらっていたが、明らかに、10万株位の指値を、上のほうに置き、それを買い上げることで、株価を吊り上げる様子が見て取れた。月曜の寄りで、株数を集めて、仕手が、利食いしてくると考えられる。空売りが、70万ほどあるようなので、もう少し吊り上げてくるかもしれない(そろそろ、売り準備かな)。
般若の会とかいう輩であるらしく、昔の仕手の本尊の名前をかたっているようである。おそらく、証券会社の自己売買部門の、収益が上がっていないやつらが、必死になって取引をあおっているのか、どこかのおぼっちゃま投資サークルの連中というところか。
昔の仕手は、株を買い上げ、それを、第3者に売りつける、会社に買い取らせる、増資のために、前もって、株価を吊り上げる、空売りを踏み上げるなど、買いで参加した人間にも、少しは利益があったが、いまはそれはない。この仕手筋の中で、最も汚いのが、空売りできない銘柄を踏み上げさせるというものである。このような銘柄で、買いから入り、捕まってしまえば、とんでもないことになるのである。
以前売りから入り儲けさせてもらった銘柄にフジプレアムという銘柄があったが、現在、243円である。一方、空売りがあほほど入り理想的な状況になった遠藤照明は、現在、1304円である。おそらく、空売りがかなり減ってきているので、そろそろ下落してくるだろうと思っているところである(これも売り準備か)。
ウシ象のアドバイスとしては、仕手株は、指値で、安いところを買うのでなく、成り行きで上に買い上げるほうが安全である。下げ始めるとどこまで下がるかわからないからである。空売りが大量に入っている銘柄は、高値が維持されやすい。売り禁銘柄は買うべからず。
仕手株最大の特徴は、情報が出れば、最終段階であるということである。
村上ファンドのようなやつらである。注意すべし!
<為替相場>
ドル円    77.50~78.50
ユーロ円   106.50~109.50
ユーロドル  1.3550~1.3950
パパンドレウが辞任して、ギリシャで新首相が誕生し、大連立内閣が組閣されそうである(最大野党の党首が、同意したようである)。いったん、ユーロは買い戻されそうである。
しばらくの間は、リスク選好相場か?しかし、イタリヤがIMFの管理下に置かれる。G20で具体的なことが、決められず閉幕。
為替について、日本の主張が受け入れられたということらしいので、介入があるかもしれないが、おそらく、それはないか。自発的に買いポジションを手じまう動きが出るのではないだろうか?
指標は、あまりたいしたものがないが、中国の指標が11月9日に出るのと、11月10日に、イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表があるので、注意が必要である。
リスク回避状態では、ドル買いしか選択肢がなくなるので、ある意味、やりやすい相場になったのかもしれない(円かドルかで迷わなくなった)。
ドル円の円売りでも取れそうな気がする。
オバマ、大統領選、カリフォルニア票田、病死牛肉。
為替が動かれて、ありがたがる国もないしね。
<株式相場>
日経平均    8550~9150
オリンパス、決算延期で、大幅下落。おそらく、決算は、下方修正だろう。赤字かも?円高で、為替差損が出ました。理由としてはこんなところであろう。1400億という、金額が消えているのである。まともなことではないだろう。オリンパスの海外法人の元幹部が、架空計上で捕まっているようである。
為替相場が落ち着けば、株は上がるかもしれない。後は、為替以外の要因次第である。

 

今日、ある男が、犬を散歩させているのを見た。
その男は、ポメラニアンを連れていた。
ウシ象は、一目見て、そのポメラニアンが、ただのポメラニアンでないことを悟った。
おそらく、あのポメラニアンは強化されたポメラニアンである。油断をすると、腕の一本も、食いちぎられそうである。
ひょっとして、謎の組織が、ウシ象を暗殺するために送り込んできた、刺客ではなかろうか?
あのポメラニアン

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