後場には反騰したが、終値は昨日より下げ。実は、大陽線後の、この下髭が長い日足はは、5月末に出現している。今日までの4日分の形が一番似ているのが、これ。6/15までと少し違っているが、その後は、一段と下げる場面があることに変わりはない。とすれば、今日の下げの原因が今後を占う時の要点となるかも。
為替は、ドルが77.2円が上値となり、引け後には77円を切り下げている。ユーロは103円を切り下げて始まったが、続落で102円に接近している。財務相会合で材料が出るかと期待していたのに。
これについて、モーニングスター社より
> 3日にはユーロ圏財務相会合が開催されるものの、ユーロ買いの材料にはなりにくいだろう。当初はギリシャ向けの第6次支援が同会合で承認される見込みだったが、EU(欧州連合)、IMF(国際通貨基金)、ECB(欧州中銀)で構成されるギリシャ調査団の結果がまだ出ておらず、支援決定は先送りされる見通し。また、EFSF(欧州金融安定化基金)にレバレッジ(テコ)をかけることで重債務国の支援により多くの資金を投入できるようにする案が話し合われる予定だが、一部報道では結論は出されないと伝えられている。
ということで、今夜のヨーロッパ市場でのユーロ安との絡み方が焦点の一つと憶測する。
ダウは、その動きに触発されて売買開始されるが、上げ基調は期待できないところから、大きく下げないことを祈るばかりである。
いずれにしても、明日は、程度の差こそあれ、一段の下げを試すことになりそうで、下髭は、続落懸念のシグナルと見なせるのでは。その場合、安値更新されるかが注目されるが、通貨の動き全体を見ると一旦下げ止まることが憶測されるので、明日は更新されないのではと憶測される。
picsは、想定内の下げで止まり、銘柄によっては、明日調整で小幅な反騰が見られると判断する。ただし、明日以後は相場全体の流れにそった動き、たぶん下げ、に影響されていくと見る。
好材料を持たない銘柄は、売りタイミングを見るべきかも知れない。