日経平均は下値固め?

昨日4日のNYは、108ドル安。なんとか12592の日足基準線をまもった。やはり景気後退懸念はかなり強く、戻り待ちの売りがでてくるのに抗しきれないのではないか。週足は雲の中で転換線を守り切れず、しかし雲の下限はかろうじてわっていない。なんとかこの水準で踏ん張れればいいのだが、もし雲をわってしまえば、中長期的な下降がまた強まることになる。日足も週足もいわば土俵際という感じではないか。
為替は日足転換線にそってすなおにぼちぼちとほんのちょっと円安方向に戻している形。だが、週足月足の円高基調はちっともかわっていない。日足基準線の110円とか、少なくとも日足ボリンジャーのTPの108円を超えて円安にならないと、日足のレベルでもはっきり円安へ進むという勢いはないと判断するほうが妥当だろう。やはりなにかのきっかけでさらに円高へと進む可能性が依然として高いと思う。
日経平均は、下げてはいるが日足では転換線と基準線の間で、方向感がさだまらない感じ。週足は依然雲の下、転換線の下げ下落基調であり、中期的な戻り売りをこなしてゆかねばならない局面ではないか。しかし月足ではちょうど雲の上限、遅行線と転換線のぶつるところできれいに止まって戻しており、その意味では、このへんが分厚い抵抗帯になっているとみられる。もしこれ以上NYと為替に劇的な変化がなければ、ここらへんでじりじりと下値を固めてゆけるのではないだろうか。だが問題はNYと為替がまだ不安であることだろう。特にチャートからみると為替がどうもまだ不安だ。ここに明確な落ち着きのサインがあれば、日経平均も下値が固まったといえるのだろうが・・・
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