ポイント
ダウ平均株価は小高く終えたのですが、前日に堅調な動きを見せた日経平均株価を押し上げるインパクトはなさそうです。8,585円の近辺と前日終値をわずかに下回っての寄り付きを想定しています。ただし、ザラバは小動きながら比較的に堅調な推移を期待しています。
米国マーケットを振り返る
ダウ平均株価は44.73ドル、0.40%の小幅高で終えています。
欧州の債務問題がマーケットの重石になったのですが、ギリシャのパパンドレウ首相がドイツのメルケル首相、フランスのサルコジ大統領と電話会談をするという話が伝わり、事態の進展が期待できるという雰囲気が強まったと伝えられています。ギリシャのアテネ総合指数は0.51%とわずかな下落にとどまっています。
加えて、16-17日にポーランドで開催されるEUおよびユーロ圏諸国の財務相・中央銀行総裁会議に対する期待感も影響したと見られます。
ドイツ(DAX)株価が1.95%高と堅調な動きを見せました。
ドイツ銀行が6.85%の大幅高となったのが目を引きました。ザラバを通じて強い動きでした。
VIX指数は4.36%低下して、投資家のセンチメントが改善したことを示唆しています。
今日の日経平均株価は?
CMEの日経先物価格(円ベース)8,585円の近辺を、今日の日経平均株価の寄り付きのメドとしています。
為替は小動きです。
今日は、7月の鉱工業生産動向確報値のほか、東京ドーム、ツルハなど14社ほどの決算発表が予定されていますが、マーケットへの影響は限定的と見られます。
8月の小売売上高、生産者物価指数などの発表を控える米株先物の動きに注目する必要があると思っています。
ザラバは堅調な推移を期待しています。前日にインテルをはじめ米国のハイテク関連銘柄に堅調なものが多く、ナスダック総合指数が1.49%と大きく上昇したことが、日経平均株価の下支えになると考えています。
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