先週末のNYは、92ドル高。日足では基準線を大きく突破しており、MACDも上昇していて目先は戻り歩調。買いシグナルといっている方もいるようだが、日足でもまだ雲下。MACDもマイナス圏であり、週足では、雲に入ったところ、ようやく週足転換線をまたいできた水準で、中期的にはまだ戻り売りという局面で戻り売りがどんどんでてくるのではないかと思われる。これをこなして週足基準線12916を越えてこれるかどうか。モノラインがなんとかなりそうだという気分的な楽観論で買っているようだか、雇用など経済実態はかんばしくないので、不安は残る。
上海は大幅にあげて日足転換線を回復したが、まだ基準線、雲の下。インドは基準線もこして一番ましだが、それでも日足はまだ雲の下なので、まだ警戒が必要で手放しでは喜べない。
日経平均は362円の大幅上昇。ただしNYとは違って14113の日足基準線にはまだとどいていないので、日足のレベルでもまだ戻りうりを抜け出てはいないので、もう一息ぐっと上昇してほしいところだ。基準線をぬけられないと、また下に落ちてしまう可能性もある。週足はまだぐっと下をむいているし、NYと違って週足転換線も雲もはるかうえにいるで、まだまだ戻りの浴びせ売りがでてくるかもしれない。一時的な買戻しじゃないかという観測もまだ強いようだ。
G7を控えているが、世界経済に対して日本はいったいなにが
できるか、まったく見えてこないので、外人の日本売りは止まっていないとのことだ。利下げはできず、財政出動もできず。もしもドル安に協力しようとすれば、円高になって自分で自分の首をしめるようなことになる・・・外需頼み、外国人投資家だのみの日本は、世界市場の中でもっともかよわいカナリアみたいな存在なんだろうか。