米アップル社のスチィーブ・ジョブス氏が経営トップの座を退くニュースがはいった。
以下は日経新聞の、28日の春秋より、ジョブス氏は6年前に大学の卒業生に贈るスピーチで「毎日を人生最後の日だと思って生きてみなさい」と語った。膵臓(すいぞう)ガンに侵され、そのころから「死」を強く意識し始めたそうだ。時間を惜しんで数々の新製品を生み出したに違いない。生の意味を知った人の言葉は重い。日本の政治家にその覚悟はあるか。
毎日を人生最後の日だと思って生きてみなさいと、一日一生は同じである。人は、ここまでの心境と生活について、この境地に達するには、何と難しいものか。後何年と、生がわかるまで出来ないかもしれない。
一日一生と聞く。この言葉を壁に貼っておいた。今日一日を思い返すと、はたして自分は、今日真剣に生きたかと問えば、やはりまだまだ程遠い。さらに問い詰めると、まだまだ根本が駄目であると自戒する。
それでは、今日の残り時間を、真剣に生きられるかというと、更に疑問だらけである。
一日一生がいかに、難しいかを、痛感させられる。