ポイント
米国株式市場がかなり大きく下落したのですが、ドル円が円安に振れていることから、今日の日経平均株価は比較的に小動きでのスタートになりそうです。8,735円の近辺での寄り付きを想定しています。ただし、ザラバは上値が重く、軟調な局面もあることを警戒しています。
米国マーケットを振り返る
ダウ平均株価は170.89ドル、1.51%下落して終えています。
11時前にかけての下げが目立ちました。
VIX指数も11時ごろにかけて急上昇して、10.75%の上昇となりました。午前中のマーケット心理の悪化が鮮明です。
背景にあるのは、空売り規制が強化されると伝えられたドイツの急落であったと見ています。
ジョブズCEO退任が嫌気されたアップルですが、下げ幅はわずか0.65%にとどまり、ザラバではむしろ下げ幅を縮小しています。
一方、バフェット氏の出資で9.44%の急騰となったバンク・オブ・アメリカですが、日中に上昇幅が縮小しています。
今日の日経平均株価は?
CMEの日経先物価格(円ベース)8,735円の近辺を、今日の日経平均株価の寄り付きのメドとしています。
ドル円が円安に振れていることがマーケットの下支えとなっているようです。
今日は7月の消費者物価指数の発表が予定されています。
ちょっと一言
米国株式市場の調整は、欧州の債務問題に影響も大きいのですが、基本的にQE2以降大きく上昇しすぎた反動に過ぎないと見ています。QE3がなければ、もう少し下げ余地がありそうです。日米の株価は連動性が強いので警戒が必要です。その意味で、金曜日のバーナンキFRB議長の講演の内容は注目を要すると考えます。楽観的には見ていませんが・・・
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