12年3月期会社計画は保守的、TIW13年3月期見通しは下方修正
<株価見通しは市場平均並とする>
12/3期会社計画には上ぶれ余地が十分ある、13/3期予想PER7.7倍など株価指標面が割安である、などからこの先、株価の大幅な株価下落は考え難
い。ただし、円高、世界景気後退見通しといったマクロ環境悪化の中で株価が市場平均をアウトパフォームする固有の要因も見出し難い。このためTIW株価
見通しは市場平均並とする。
<1Qは赤字、通期会社計画は4割強の営業減益を見込む>
12/3期1Q(4-6月)は30億円の営業赤字となった。大震災による国内を中心とした操業悪化が背景。8月1日公表の12/3期会社計画はトヨタ自動
車(7203、以下トヨタ)の生産回復により下期に挽回を図るが追いつかず通期で前期から4割強の営業減益に止まる見込み。なお、リコール関連費用がなく
なり最終段階は増益を予想。
<TIW予想は12/3期を上方修正、13/3期を下方修正>
(1)トヨタ生産台数前提を直近のトヨタ計画以下としている、(2)固定費増や売価改善の織り込みが保守的、などからTIWは会社計画を上回る着地を見込
み、従来のTIW予想は今般上方修正。しかし、13/3期はマクロ環境悪化から期待されたトヨタの大増産を見込み難くなったため従来予想は下方修正。(高
田 悟)
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コンテンツ提供元 : 株式会社TIW http://www.tiw.jp/
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