ユリウスさんのブログ

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コングレス余聞(3)  - 日本の若者

 US Go Congress はオープンな囲碁大会なので誰でも参加できる。だから大会に家族連れで参加している方も多い。そのため子供の為のキッズルームが何処の会場でも必ず用意されており、子供達は囲碁を通じて楽しい夏休みの想い出を持って帰ることができる。こういう形でアメリカは「子供は社会の宝」を実践している。当然、このキッズルームから碁の強い子供達が育っている。

Eric 君

 今夏、翔年の大会の相手は6人ともみんな10代の若者だったと思う。この最後対戦相手、エリック君なども、日本の碁会所では六段で立派に通用する実力を持っていた。人物も大変よかった。

ペア碁に出場している二階堂君

 今年は日本から素晴らしい若者が参加していた。二階堂建人君(灘高2年生)、5勝1敗の成績で五段の部で堂々第2位に入賞した。一敗は1.5目の小差の負けだったそうで、翔年は秘かに優勝を期待していただけにまことに残念だったが、遠い異国の地で一人気を吐いた日本の若者に大きな拍手を送りたい。


木村向陽君

 うれしいことは続くもので、つい最近、わが街の芥川囲碁サロンで木村向陽君(小5)に出会った。彼とは互い先(六段格)で2局打った。翔年の半目勝ち、1.5目勝ちで終わったが、勝敗はともかく、碁の内容、対局態度とも非常によかった。住まいは土浦市で、夏休みでおばあちゃんの所に来ているそうだが、彼はきっと頭角を現してくると思います。囲碁に関心のある方はお日様に向かうと書く「木村向陽」君をお忘れなく!

 思い返せば二階堂建人君は小5の夏、2005年のコングレス(タコマ大会、シアトル)に出場していたのでした。たまたま碁を通じて、二人の若者と知り合ったことがうれしく、彼らが成長して我が国の碁界のみならず、我が国のリーダーとなってくれることを夢見ている。翔年にとって、今年の夏のまことに幸せな出会いの一こまでありました。



 
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