ポイント
米国株式市場の上昇を背景に、今日の日経平均株価も好調なスタートを期待しています。9,130円の近辺での寄り付きを想定しています。大型の企業買収をきっかけに、米国の投資家心理の好転が著しかったこともあって、ザラバも堅調な推移が期待できそうです。
米国マーケットを振り返る
ダウ平均株価は213.88ドル、1.90%と大きく上昇しました。
8月のニューヨーク連銀景気指数がコンセンサスを下回ったことがダウ平均株価の出足の多少の重石になったようですが、欧州市場が上昇したことに加えて、米国内での大型買収の動きがマーケットを押し上げました。
欧州ではイタリア(FTSEMIB)市場が4.0%上昇しています。
米国ではグーグルが買収を発表した通信機器メーカーのモトローラモビリティー・ホールデイングスが55.78%の急騰となりました。ただし、グーグルは1.16%下げています。
この買収の影響もあって通信関連を中心にハイテク分野の堅調な動きが目立ちました。ハイテク指標であるSOX指数(フィラデルフィア半導体指数)が1.98%高となりました。
VIX指数が12.35%と大きく低下して、投資家心理が好転したことを示唆しています。午後の着実な低下が目を引きます。
今日の日経平均株価は?
CMEの日経先物価格(円ベース)9,130円の近辺を、今日の日経平均株価の寄り付きのメドとしています。
ドル円の動きは比較的に安定しています。
ザラバは、米国の株価上昇による安心感もあって、堅調な推移が期待できそうです。
国内では目立った指標の発表はありません。4-6月のユーロ圏GDPの内容に注目したいところです。加えて、7月の住宅統計、鉱工業生産及び輸入物価統計などの発表を控える米国先物の動きから目を離せないようです。
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