先週末、アメリカの経済指標があったにもかかわらず、ダウは下がらずに上昇(小売売上高の自動車を除くは市場予想を上回る)。
ダウの動きをみていると、アメリカの財政が健全化するよりも、そのための、緊縮財政に反応して下げているようである。
これは、オバマが予算削減案と富裕層に対する増税案を、議会に再審議し、早急に、その法案を通すようにと示唆した日にも、ダウが大きく下げており、このことから、アメリカの景気の落ち込みに対する恐怖心からの下落であると考えられる。
欧州の空売り規制は、果たして効果があるのか?効果があるとすれば、ドイツの株の下げ方が、異常である。ドイツは確か、純空は禁止されているのではなかったか?
世界各国で、景気は回復した、インフレ状態であるなどと、言いながら、各国政府は、緊縮財政政策をとり始めようとした矢先、今回の世界同時株安に見舞われたのである。
これを受けて、アメリカFRBは、緩和状態を2013年まで継続するとした。
これが、先週までの状況である。
<為替相場>
ドル円 75.80~77.50
ユーロ円 108.20~110.50
ユーロドル 1.4120~1.4500
為替相場はあまり動かないと考えられる。しかしながら、市場参加者が減ると、為替が、トレンドと逆方向に動きやすい。
アメリカの、経済指標に注意。ドル円は、株価が上がっても、円安方向に動く気がないのか、かなり停滞気味で、気付いてみれば、76円台の後半である。
先週末は、スイスフラン売りでもうけさせてもらったが、大幅な下落であったので、いったんは戻すかもしれない。そこで売りを仕掛けたいと思っております。
スイスのマイナス金利政策、ユーロ固定相場などなど、これから目が離せなくなる。先週末の、ボラの大きさは、驚きであった。
ユーロは、利下げなどがとり沙汰されているので、ひょっとしてそこが抜けるか?あるいは、以外に粘るか?乞うご期待である(フランス格下げはなしとなったので、少しは戻るかな?)。ちなみに、先週末の6月 ユーロ圏 鉱工業生産(前月比/季調済)は相当、悪かったので、利上げはないだろう。これで利上げをすれば、鳥しぇ(居酒屋みたい)は、恥の上塗りである。
<株式市場>
日経平均 8800~9300
円高であるので、株価の足をひっぱているようである。昨年も、ギリシャ危機の後、為替が円高であったので、株価が上がらなかった時期があったが、企業の採算為替レートが、80円まで下がると、会が進み始めました。今回もそのパターンで企業が、為替レートを下げてくれば、株が上昇するかも知れないな。
月曜に、一応、日本の指標が出るので、様子見か?
8月15日ということで、戦争を題材にした、映画や、特別番組が放送されている。12月23日には、山本五十六が登場するらしい。
ウシ象も、戦争をテーマにした本について、書くことにする。
水木しげる伝(上、中、下)の中の、中である。中中の出来である(中中ではなく上上、情感ではありません、中です、中。情ではなく中?そう中です。中。戦争の中の人間の情感、上ではないのでしょう中で小。だんだん収拾がつかなくなってきたので、ここで終了)。
氏は、戦争で左腕をなくしており、それをコミカルに、というかむしろ、皮肉的にか、について書かれており、実際に、戦争に参加して、生死の境を、経験した人のみが、その極致に達するといってもいいかもしれないが、その、客観的ということにおいて、乾いた筆致である、そのコマの進め方というべきか?が、読んでいて、その恐ろしさを感じてしまうのである(上は少年時代の生活が書かれており、下は、戦後の日本と、自らの暮らしが書かれており、これもお勧めである)。
氏は、また、近現代の通史としての漫画も描かれており、こちらと併せて読めば、面白さも倍増である(そのほかにも、伝記漫画を多く描いており、南方熊楠やヒットラ、近藤勇などが書かれており、英雄巨悪というよりも、人間臭さが感じられる作品である。南方熊楠は別か。その異常さがきわだっている)。
水木しげると言えば、妖怪のゲゲげの鬼太郎であるが、あのマンガも、最近のリメイクは、少し子供向けにアレンジされているが、実際に取り上げられるのは、妖怪の皮をかぶったの人間のせこい欲望である(たとえば、100万円がほしいとかそういったものである)。
そのために、ゲゲげの鬼太郎は、何度もリメイクされるのである。
後半は、戦争と関係ない方向に、話が進んでしまった。
風邪をひいてしまっているので、ここで終了。