寄りつきは、ダウの引け際の上げによるもの。後場に下げが予想されたが、下げず、方向感が定まらないまま引けた。終値は9050円にとどまり、かろうじて憶測範囲内。
結局、昨夜のアメリカ市場の動きに沿ったものとなった。後場に下げなかったのは、昨日のNKの日足が下髭が長過ぎるためだが、逆に昨日のように上げなかったのは、為替が77円を割り込んだためと考えられる。
その為替は、午後3時でドル76.8円、ユーロ110円台。その後も円高に向かい、ドル76.4円、ユーロ108.5円まで進んだ。
NY市場が開くと、ドルもユーロも買い戻されている。が、ダウは昨日の流れから、上げて寄りつき、下げ続け、昨日の分を帳消しして、午後に反転している。この後、どこまでこの流れが継続されるかが注目される。
どうも、同時株安から情勢が変わって、日本株の動きが影響をしているかも知れない。日本株そのものは、為替の動きに敏感になっているが、この傾向はしばらく続きそう。
市場は反騰期待をもって、ダウや為替の動きをにらみながらの売買となっているようで、先が見えにくい。
憶測をあえて書くと、為替とドルの動きからは、日本株は、下値を探る動きをする場面があるまで、上昇に転ずることは困難ではないのか。ということで、明日は、9200~9000円割れというあたり。ドル76円台での9200円越えはあり得ないのではないか。
買い出動は、まだできない・・・。といっている内にじわじわ上げてから反落という、イヤなパターンになるかも知れないが。

