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バフェット氏、S&Pの米国債格下げは誤り-2番底の恐れない
8月7日(ブルームバーグ): 米資産家ウォーレン・バフェット氏は、米国の長期格付けを「AAA」から「AA+」に1段階引き下げた米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)の判断は間違いだと指摘するとともに、米経済が向こう3年以内に2番底に陥る恐れはないとの従来の見方を改めて示した。
バフェット氏は6日、ブルームバーグテレビジョンのインタビューで、米国の格付けは「AAAA」に値すると述べた。5日の米国株式市場では、S&P500種株価指数の週間の下落率が2008年以来で最大の落ち込みとなった。
同氏は「金融市場は独自の力学で動くものであり、米国が再度2番底リスクに直面しているとは思わない」との見通しを示すと同時に、「株式市場が影響を与えるのは信頼性に対してであり、その意味で今回の株価急落は信頼性の欠如につながる可能性がある」と解説した。
インタビューでバフェット氏はこのほか、証券の売買に際して格付け会社の見解に依存したことはないと付け加えた。同氏が経営する米投資・保険会社バークシャー・ハサウェイは米格付け会社ムーディーズの筆頭株主。
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