2011/7/26
【ニューヨーク=共同】25日のニューヨーク株式市場で、米アップルの株価が初めて一時400ドルの大台に乗せた。携帯電話などの販売が好調で、成長力を見込んだ投資家の資金が流れ込んだ。
株式の時価総額は3694億ドル(約28兆9千億円)となり、米市場首位の石油大手エクソンモービル(4165億ドル)に迫っている。
終値は前週末比5.20ドル高の398.50ドル。アップルは19日に発表した4~6月期決算で、売上高と純利益が四半期として過去最高を更新。中国など新興国でも販売が拡大している。
アップルの株価は金融危機後にいったん下落したが、100ドル弱だった2009年初めごろから上昇基調となり、10年秋に300ドルを突破。今年に入って約2割上昇した。
好調な業績の一方で市場では、病気療養中のスティーブ・ジョブズ最高経営責任者の病状の行方が「株価の最大のリスク要因」(米アナリスト)とみられている。
全くこの流れの外にいた。