NKは後場に下値を探りに行った。その後上げて終えた。
NK 画像１ 
終値は9900円と、憶測どおりだが、9850円の安値を付けて、ボックスのレンジを下に広げている。アメリカの債権上限問題解決までは続落と言うことらしい。チャートでどこまで下げるかと言われると、難しい局面になったといえよう。
NK日足 画像２ 7/27まで 
25日移動線を切り下げたので、このチャートでは75日移動線しか手がかりがない。6/1の高値も参考にすると9750円ということか。後150円、妥当な幅と言えなくもないが、余りにも下がりすぎの感も。
為替は円高を定着させている。ドル79円とかユーロ114円は、もう考えられない時代のようだ。
pics銘柄だが、三菱重工はやはり大きく下げている。主要な電気製品関連企業の中間決算と7～9月見通しは、軒並み赤字・減益ということで、為替レートが足を引っ張る事態が明白となった。その中で、アルプス電気もついに－ポイントに。電機部品の需用は減るはずがないので、連動下げ。
一方、タカタは、反騰してRSI30での反転なので、チャート的には上げ確実と見られるが、アオリでやや下げるかも知れない。
今後について
アメリカでは、共和党の上限案が審議されるらしいが、最終的に暫定案が決定され、当面のしのぎをするらしく、日本の電力需給見通し楽観論とともに、政局絡みでの臨時決着を目指す物となりそう。
これでは、NKは1万円はあり得ても、それ以上に向かいそうもなく、下値は9500円程度まで下げても不思議はない。この水準は、事実上のデフレスパイラル突入という危機を意識させる物・・・。
ということで、来週は、弱気とその場しのぎや材料探しの上げが交錯する、イヤな展開を憶測する。
ただし、サプライズ的な好材料で、ムードが反転することもある、らしいので、油断はできない・・・。
