坂本彰さんのブログ
J-REIT 2つの投資法
これまで述べてきましたようにJ-REITの基本的な
投資スタンスは不動産投資です。
これを証券化しましたので、いつでも売却が可能に
なりましたが、売ったり買ったりを頻繁にしていては
負け組み投資家と同じです。
ですので、J-REITを買うときはインカムゲイン
狙いで、金融機関と同じく長期保有することで分配金を
積み上げていく投資姿勢を持ってください。
時には不動産の売却益もプラスされますので、いつもより
分配金が増えることもあります。
最後にJ-REITのおすすめ投資法を2つ紹介いたします。
① 物件用途型投資法
J-REITが保有している物件を分類すると、大まかに
3種類の施設に分類できます。
1 オフィスビル
2 商業施設
3 住居タイプ
があり、リスクが高いものは、上から順番に
① 商業施設
② オフィスビル
③ 住居
となります。
もし、今あなたがJ-REITを保有すると決めた時、
その時点での景気動向を知ることで、どのタイプの
J-REITを買えばいいか?
ということがわかってきます。
景気が上昇局面の時 → 商業施設のJ-REITをメインに考える
景気が中立局面の時 → オフィスビルのJ-REITをメインに考える
景気が下落局面の時 → 住居タイプのJ-REITをメインに考える
例えば景気下落局面でJ-REITを買うとすると、
住居タイプのJ-REITを買ったほうが景気に左右
されず利益を確保できるため、
安定して分配金を得ることができ、なおかつ高利回りに
なります。
半年に一度J-REITを購入していけば、いずれは景気が
上向いてきます。
そうなりますと、利回りが一番良くなってくるのは商業施設
になります。
収益力、稼働率ともに上がりますし取得したときの地価が
安い分、収益も高くなりますので、それだけ分配金も高く
なります。
このように景気動向を見ながら投資し、J-REITの保有数を
増やしていけば、効率よく分配金を積み上げていくことができます。
② 大家さん型投資法
J-REITは現在、40銘柄ほど上場しておりますが、決算月は銘柄
ごとに違います。
大家さん型投資法とは、その名前通りなのですが、毎月決算月の違う
銘柄を6つ以上保有すること、つまり年2回支払われる分配金を毎月
もらおうという投資法になります。
もちろん日々の株価変動や物件の収益によって分配金も変わります。
5年後、10年後も同じ利回りが続く保障はどこにもありませんが、
J-REITが誕生する以前には、30万円で不動産オーナーに
なれることなんて、あり得ませんでした。
それこそ人生を賭け多額のローンを組み、失敗のできない不動産を
買っていたのです。
J-REITは間接的に不動産オーナーになれる制度ですし、大家
さんに比べてリスクは非常に低いです。
毎月分配型のファンドよりも魅力があるので、気になった方は最新の
データを調べてみましょう。
http://saig.livedoor.biz/archives/2224599.html
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