ポイント
米国株式市場の下落を映して今日の日経平均株価も下げてのスタートになりそうです。9,875円の近辺での寄り付きを想定しています。国内でマーケットに大きく影響を与える要因が見当たらないことから、ザラバは小動きと見ているのですが、多少反発の展開が見られるかもしれないと期待しています。
米国マーケットの動向
ダウ平均株価は94.57ドル、0.76%安で終えました。
欧州の財政問題が重石になったことに加えて、米国の法定債務限度の引き上げ協議期限が8月2日に迫っていることがマーケットの低迷の背景と見ています。イタリア(FTSE/MIB)市場が3.06%の急落となったことが目を引きます。
ただし、ダウ平均株価は午後に入ると反発に転じています。一時は183.50ドルまで拡大した下げ幅を88.93ドルほど縮小しました。
VIX指数は7.27%上昇して、マーケット心理の悪化を示唆しているのですが、午後に入ってからはかなり急速に下げています。
停滞していたJPモルガン・チェースが午後に入って下落幅を縮小したのも目立った動きでした。
今日の日経平均株価は?
CMEの日経先物価格(円ベース)9,875円の近辺を今日の日経平均株価の寄り付きのメドとしています。
ドル円は小動きで推移しています。
ドル円を日足で見ると、円高に振れた後小動きにとどまっている様子が鮮明です。
今日は6月の全国百貨店売上高が発表されるほか、安川電機、総合メディカルの決算発表が予定されています。マーケットへの影響は限定的と見られます。
国内要因よりも、6月の住宅着工統計や、ゴールドマン・サックス、バンク・オブ・アメリカ、ヤフー、コカコーラ、アップル、ウェルズ・ファーゴなどの決算を控える米株先物の動きが気になりそうです。
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