今までの、日記の反応を見ていて、こういう「人間としての自由」という日記は人気が無いです。しかし、今日は、自分の生き方を大事にしていきたいと考えている人も,数人いると思われるので、あえて、書いてみました。
人間としての自由は、本「森田療法、岩井寛、講談社現代新書」からです。
著者は、ガンで、あと数日の日に、口述筆記で、まとめたものです。まとめた人は松岡正剛さんです。
そのーおわりに ー生と死を見つめてー からです。
著者は、最後は、目が見えなくなり、下半身まひで、そのような状態で、話した事です。
人間は、とことんまで追いつめられてもなおかつ意味のある生き方をすることができる。
では、なぜ、これほど辛い思いをしても本を書くのか、と問われれば、それは、最後まで人間として意味を求めながら生きたい、からである。何もしないで、ただ、苦しさと闘いながら生きていることもできる。一方、痛みや苦しさと闘いながら口述筆記をすることもできる。つまり、どちらかを選ぶことができるのは、筆者自身なのであり、それを決定するのも筆者なのである。
前者の生き方を選んだならば、筆者にとって楽である。しかしそれでは、人間としても尊厳を守りたいという「心」は満足させられない。
筆者は、自分が可能な限り、目が見えなくても、耳が聞こえなくても、身体が動かなくても、人間としての自由、を守り通してゆきたいのである。(これが、締めくくりの言葉。)
一寸、言葉がでませんが、この人は最後まで、生きる意味を求めました。それは個が全体にたいして、どのような対応をするかということです。自らの考えていることを、遺言としてまとめました。
みん株の会員のかたにも、様々な、考えの方がおります。自分の生き方、生命時間を大切にして生きていかれる事をと、考えております。また、意外なことに、この日記はみん株会員以外の方が見ておられます。健康に留意され、一日を大切に生きられることを、お願いいたします。