ポイント
ダウ平均株価の大幅な上昇を受けて、今日の日経平均株価も好調なスタートが期待できそうです。10,230円の近辺での寄り付きを想定しています。ドル円が円安に振れていることがマーケットを下支え、6月の雇用統計を控えて米株先物も底堅い推移になりそうなため、ザラバも堅調な展開と考えています。ただし、雇用統計発表後のダウ平均株価には警戒する必要がありそうです。
米国マーケットを振り返る
好調にスタートしたダウ平均株価は、ザラバで一段と上げ幅を拡大して、93.47ドル、0.74%高で終えています。
ADP社による6月の全国雇用者数が事前予想を大幅に上回り、週間ベースの新規失業保険申請件数がコンセンサスよりも少なかったことがマーケットを大きく押し上げました。
ADP統計では、全国雇用者数が157,000人の増加と予想された70,000人増を大幅に上回りましたが、そのうち非製造部門が130,000人と急増したのが目立ちました。
このような展開の中で、6月の既存店売上高が6.7%と高い伸びを見せた百貨店メイシーズが5.51%と急騰しました。
ハイテク銘柄も順調に推移しました。SOX.指数(フィラデルフィア半導体指数)が2.09%の上昇となっています。
このように好調な展開ではありましたが、マーケット心理を示唆するVIX指数は2.39%の低下にとどまり、日中の動きを見ると午後の入ってからは上昇しているのが多少気になります。投資家が大きくリスク許容度を低めたとは言いにくいからです。
今日の日経平均株価は?
CMEの日経先物価格(円ベース)10,230円の近辺を、今日の日経平均株価の寄り付きのメドとしています。
ドル円が円安に振れていることがマーケットを下支えると見ています。
今日は、5月の国際収支統計と6月の景気ウォッチャー指数、良品計画をはじめ65社ほどの決算発表が予定されています。
ザラバでは米株先物の動きが気になりそうです。6月雇用統計を控え、大幅な動きはないだろうと考えています。
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