ギリシャの法案が通って一番うれしいのはフランスの銀行なんだろうな。
記事にもあるこの部分
「欧州委員を務めた経歴もある与党・全ギリシャ社会主義運動(PASOK)のバッソ・パパンドレウ議員は議会で、愛国的な義務感から法案を支持したが、緊縮財政計画の実施により、経済が一層悪化しないか懸念していると述べた。
その上で「ドイツは、国内銀行が負担を負わずに済むよう、できるだけ早期にギリシャが正式破たんするための地ならしをしている」と批判した。
同議員の発言は、欧州の銀行を救済するために苦しんでいると感じているギリシャ国民の不満を代弁している。」
緊縮財政なんてやったら経済よくなるわけないのはわかりきったこと。
結局行き先は一緒なのにギリシャ国民にはかなりの負担を強いることに。そして、その内に銀行群はデフォルトしても大丈夫なように準備しておくってわけで。パパンドレウも圧力に負けた感じなんだろうか。
法案とおっても国民が納得して実施できなければ意味はない。銀行や、IMF、ECBはそれを一番恐れているだろう。またCIAサルコジがしゃしゃり出てくるんじゃないかねぇ。
ギリシャの国益って国の信用を守ることか、他国の銀行を守ることか、国民の生活を守ることか、難しいですな。
また、革命が起きるのかねぇ・・・。