為替から見た憶測のコメ
ドルは79円台~83円台の三角保ち合い。この流れからみれば、NKの保ち合いもその範疇といえる。で、原発絡みと政局の材料から、保ち合いの収束が早まっていると見ることができる。
しかし、アメリカの流れは、QE2終了後に目が向いているので、保ち合いの収束は、7月となっている。日本の今週末・来週初めとなるような根拠がないのとは異なっている。あえて言うなら、株主総会が開催される、国会の会期が終わる、今年度補正予算が決まり国債発行額などの国の金融政策が確定する、・・といったところか。
株価への影響・関連の憶測メモ
ん? これ、毎年こうなっているのか。とすると、これまでも、それを織り込んで株価が上がり、出尽くして、7月以後の下げが生じている。ということになりそう。
また、毎年のことではなくても、この理由で、収束時期が違っているとすると・・・。
最近の政局は、国会の会期延長で、緊急補正予算を決めようとしている。
被災者の二重債務への援助策が日銀から発表された。
緊急といえども、大連立の成立で、復興の名の下に財政出動が強まる。
以上のことから、今週末を収束点とする三角保ち合い状態は、延長されると憶測できるが、どうだろうか。
よって、今日の引け際の微妙な上げへの反落で安値をつけた動きは、俗に底値が堅いことを確認しようとする証券筋の売買、といえるかも。
ちなみに、最安値の推移を見ると、
最安値前日 9359 +1
直近最安値 9358
2日後 9383 +25
4日後 9391 +8
7日後 9411 +20 6/16
以上から、下値は少しずつ上げている。
上値は下げているが、昨日下げ止まっているかのような微妙な高値をつけている。
憶測ボックスか、三角保ち合いか、相変わらず微妙と結論づけるしかないようだ。
どちらかといえばボックスとみれば、その場合の幅は9400円~9600円と、1ヶ月前と比べると上下とも100円縮小していることになる。(この幅は、どこかのアナリストと同じだが・・・)
以上の考察から、今後の憶測メモ
さて、明日は週末。手じまい相場になるかというと、今日の動きからは、上げに転ずるという見方と利確・損切りだという見方が、せめぎ合いするのではないだろうか。これ、思惑買い相場というのか、株の世界では何相場というんだろうか・・・。(調べる元気が、今日はない・・・)
いずれにしても、明日は、とりあえず反騰すると憶測したい。理由は、アメリカが反騰するだろうから。(一層の下げの理由が今のところないから)