ポイント
米国株式市場は上昇したのですが、力強いものではありませんでした。ドル安円高が進んでいることもあって、月曜日の日経平均株価は下落して始まりそうな様子です。
米国マーケットの動向
モタつきを見せながらも11時過ぎに81ドル高まで上げ幅を拡げたダウ平均株価でしたが、その後は徐々に勢いを失い38.82ドル、0.31%高で終えています。
5月のミシガン大学消費者信頼感指数がコンセンサスを上回ったのですが、引く続いて発表された4月の中古住宅引渡し前成約が予想を大きく下回たことをきっかけの一つとして、ドル安が急速に進みました。
このドル安を反映して、原油価格や金価格が上昇したことが資源エネルギー株を押し上げました。シェブロンの株価は0.15%下落したのですが、ドル安が進んだ局面での堅調な動きが目を引きます。
ただし、ドル安の動きが止まるとともに、マーケットの上値が重くなりました。
それでも前日比プラスで終えることができたのはハイテク株の堅調な動き。好決算と強気の業績見通しを発表した半導体大手のマーベル・テクノロジーが11.06%の急騰を似せました。
この動きを映して、SOX指数(フィラデルフィア半導体指数)が1.13%上昇しています。
VIX指数は0.68%低下して、マーケット心理が改善したことを示しているのですが、日中の動きを見ると午後に入ってからの上昇局面が目立ち、決してセンチメントは決して強くはなかったことに注意を要します。
日経平均株価への示唆
ダウ平均株価は上昇したのですが、月曜日の日経平均株価は下げてのスタートとなりそうです。
CMEの日経先物価格(円ベース)9,490円の近辺を、月曜日の寄り付きのメドトしています。
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