強気派は株価の位置とバリューに注目し、弱気派はニュースに反応しているようです。このところの株価は、震災直後を除いて9,500円を挟んだ揉みあいが、2ヶ月間も続いています。そろそろ、どちらかに動き出すと見ていますが、コメンテーターの意見も対立してきています。
強気派は、PBRが1倍台に近づき、世界的に見た日本株の割安を指摘し、10,000円以上になるのは近いとしています。どちらかというと株価を大局的に見ている経済学者に多いようです。
一方で、弱気派は、中国経済の減速、アメリカ株の頭打ち、ギリシャ問題、原発事故による先行不透明感など、弱い経済指標をあげて、9、000円割れもあるとしています。こちらは、リポーターあがりのアナリストのようです。
どちらに行くかは、神のみぞ知るですが、答えはまもなく出てきます。私は日本経済の最悪期はすでに株価に織り込まれ、これからは経済の復興にあわせて株価は上昇すると見ていますが・・・。信用での手持ちはなく、現物株を配当取りのために持っているだけです。
ただ、周りを見回すと、買いたい株がごろごろしています。いったい誰が売っているんだといいたいのですが、こんなときこそ、将来の値上がりに備えてポートフォリオをチェックし、必要があれば銘柄の入れ替えを行いたいものです。
その際の基準は、今期の業績の伸びが顕著な復興関連銘柄で、資産内容がいい株です。手持ちの銘柄で、損が出ているものがあっても、こういった銘柄に乗り換えておけば、年末までに必ずその効果が出てきます。
Time is money, but money requires time.
「誰が言ったって?」そんなことどうだっていいじゃありませんか。ここは辛抱のしどころです。