小出しの米に失望、無策の日本に絶望?四面楚歌

NYはお休み。しかし先週末のNYの下げを受けた日本は、500円そ超える暴落で、安値を更新した。昨日も書いたが、NYのチャートはどうみても、強烈な下降トレンドで、為替も円高トレンド。だから、信用買いの整理とかいった需給の改善以外は、日経平均が止まるためのよすががまったくない。日足、週足、月足どれもボリンジャーはマイナス2σより下。ますます勢いがついている感じだ。
当面は、月足一目均衡表の遅行スパンが基準線と交わる13028円、月足雲上限の12602円がさしあたりのめどだろう。だがそれとても、これほど強い下げトレンドでは、止まるという保障はない。実際TOPIXは一足早く月足の雲上限も割ってきており、月足MACDもゼロラインを切っている。こうなると数か月はさらに下をさぐることになるのではないか。
さらにインドも中国も遅ればせながら、日本、アメリカに追随して、週足ベースで基準線を切る水準に急降下しており、下向きトレンドに転換しそうだ。米日中印共倒れの様相になってきている。
 それでもアメリカの政府は、マーケットには評価されなかったが、精一杯減税を打ち出している。一方、日本の政府は、何のアイデアも何の戦略もなくただ無為無策、うでぐみして拱手傍観するのみだ。日経平均は四面楚歌といっていい。ここでもまだ政府がぼーっとしていると、みんながそろって悲鳴をあげるところまで、おちてしまうかもしれない。
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