コモディティバブルさんのブログ

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PIGS問題は想定以上にひどい

日本人はPIGS問題をかなりあまくみているようですが、
軽くリーマンショックを上回る規模のショックになります。
ギリシャだけではなく、ポルトガル、イタリア、スペインまで債務再編してしまうと国債を大量にもっているドイツやフランスにまで波及します。
いくら経済が好調といえど、国債が大暴落すれば、これらの国々の銀行などは大きな損失を被り、欧州発の金融危機になります。
もっといえば、これをきっかけとしたユーロ解体まで織り込むことになりかねない。
反ユーロ勢力が欧州圏で指示を得だしているのもとてもまずい状況。
財政危機の国への支援はしない、ユーロから脱退すべきという声があがりはじめたら、かなり危険でしょう。
ユーロが大暴落しはじめたら、歴史上、例をみない金融危機が訪れると思います。

何度も言いますが、これはリーマンショックの比ではないと思います。
そこにアメリカの債務上限問題がからみ、米国債の大暴落が起これば、世界は、日本、中国を巻き込んだ歴史上例をみない大恐慌入りをするでしょう。
そして、また緩和につぐ緩和により、世界の物価はハイパーインフレ化し、大変な事態になりそうな気がします。

そして、いつの日か、先進国のほとんどが債務再編するような事態になり、世界経済は技術だけを残してリセットされると予想します。
米や日本の超絶大債務国で債務再編をすれば、世界経済が大混乱するのは必至。
あらゆる”国債”というものに信用がなくなるのではないでしょうか。
当然、国債が大暴落すれば、銀行の破綻が相次ぐでしょう。国が救おうにもお金がないでしょう。
相当危険なことになると思います。これは。

この国債暴落連鎖は2014年くらいまで続くと予想します。
日経平均とかNYダウは今では考えられないくらい低い数値になっている気がします。
リーマンショックからの倍返しといいたいところですが、NYダウは倍返しすると3桁。
それくらいすごいことになるのではということだけ。

ターゲットにされた国の国債をショート、それに絡む値動きをするものを売買する相場になるでしょう。
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