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信用2階建て【厳禁!】


信用取引をする際に、委託保証金となっている代用有価証券と同じ銘柄を、信用買いすることを「信用2階建て」といいます。代用有価証券と信用買い銘柄が同じなので、当該銘柄が暴落した時には、二重に担保価値が下がり、あっという間に「追い証」が発生する最も危険なトレードの一つです。 例えば、資金目一杯で、一銘柄を現物買いし、その銘柄を委託保証金(代用有価証券)として信用余力目一杯に同銘柄を信用買いしたとします。(信用2階建て) もし、この銘柄の株価が暴落した場合、代用有価証券の担保価値が大幅に減少すると同時に(一般的に代用有価証券の担保価値は現在株価の80%程度)信用買い銘柄の評価損も発生し、委託保証金維持率が急激に低下しあっという間に「追い証」が発生します。この場合、追加の委託保証金を入金できなければ強制決済となり、大きな借金に見舞われる羽目になります。委託保証金が「現金」の場合は、信用買い銘柄が暴落しても、現金そのものの担保価値は下がらず、信用買い銘柄の評価損が「委託保証金維持率」を下げるのみですが、「信用2階建」の場合は、現金を委託保証金にしている場合と比べ、著しく「委託保証金維持率」が低下します。 株価はいつか必ず暴落するので「信用2階建」のトレードは、最もリスクの高いトレードの一つと言えます。更に、「借金」をしてまで現物株式を買いその株式を代用有価証券として同銘柄の株式を信用買いした場合(「信用3階建て」)「破産」する確率は極めて高くなります。SPTでは、「信用2(3)階建て」と「単独の信用売り(空売り)」は最もリスクが高く、絶対にやってはならないトレードと認識し、厳禁としています。
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