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精神科医が分析「将来に対する不安が…」上原美優さん自殺

夕刊フジ 5月13日(金)16時56分配信









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上原美優さん(写真:夕刊フジ)
 “貧乏アイドル”としてバラエティー番組などで人気でZAKZAKのアイドル企画「ZAK THE QUEEN 2007」のファーストステージにも登場していたタレントの上原美優(本名・藤崎睦美=ふじさき・むつみ)さん(24)が12日未明、東京都目黒区の自宅マンションで首をつっているのが見つかったが、タレントなどのカウンセリングも行っているメンタルクリニック「さくら坂クリニック」(東京都港区六本木、http://www.sophyance.com/)の院長の武藤治人氏は「心の支えであった母親が亡くなったあと、相談する相手もいなくなって不安になったのだろう」と語る。

[フォト]理想は「お父さんみたいな人」

 武藤氏によると「芸能界という特殊な社会の中で生き抜いていく彼女たちは華やかな世界と普段の生活のギャップがある」そうで、「一般の人達と比べて将来に対する不安がより強い」という。最近、貧乏アイドルキャラに将来の不安を感じた上原さんは新しく「毒舌キャラ」を出しつつあった。

 とくに「若い女性の場合『商品である自分』と『リアルな感情を持った自分』との二面性を持つことで、より強いストレスやプレッシャーと向き合うが『心』が耐え切れず、そのバランスを保つために異性へ依存することが多くなってしまう」という。

 「その結果、男性への依存が強くなると適切な距離を取ることができず、男性からは『重い』と感じられてしまうため、本人が望むような関係を維持することがより困難となり、異性と別れることになり人生の『絶望感』を感じ、そして『死にたい』と言う気持ちを抱くようになる」。

 そして「芸能界自体が不景気で不安定な業界になりつつあるのと同時に、デビューの低年齢化が進み、自我が成熟しないまま厳しい現実の中で生きていくことを強いられるため、以前より心の病になりやすくなっている」そうで、武藤氏にもタレントからの相談も増えているという。解決の方法としては「一人で悩むより、まず信頼できる専門家を見つけ相談して欲しい」と語っていた。

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