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ブラジル、自動車輸入を実質規制 日本車輸入に影響も
【サンパウロ=檀上誠】ブラジル政府は自動車や自動車部品の実質的な輸入規制策を導入した。これまでほぼ無条件で輸入通関を許可していたが、審査を義務化。アルゼンチンが同様の措置でブラジル製品の輸入を制限していることへの対抗が主目的と見られるが、全ての国からの輸入が対象になる。日本を含む各国の自動車メーカーが影響を懸念している。
ブラジルの各メディアによると規制強化は今月10日から。完成車と部品のほか、タイヤも対象とみられる。通関手続きは最長で2カ月間。ピメンテル開発商工相は「輸入動向を監視するのが目的」とし、報復策との見方を否定した。
ブラジルとアルゼンチンはともに関税同盟の南米南部共同市場(メルコスル)加盟国。ただアルゼンチンは自国産業保護のために自動車部品や玩具、衣料品など広範な品目でセーフガード(緊急輸入制限)などの名目で輸入制限を拡大。ブラジル側が改善を求めていた。
両国とも国内資本の量産車メーカーはなく、イタリアのフィアットやトヨタ自動車など進出メーカーの多くは両国に生産拠点に置き、生産車種を分担して完成車や部品を相互に供給している。
輸入規制が長引けば、自動車各社が新たな収益源として期待している南米市場での生産・販売に影響がおよびかねない。主要新興国のブラジルの規制導入は、南米以外の国でも同様の動きを誘発しかねない懸念がある。
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