前日の大幅下落の流れを引き継いでスタートしたダウ平均株価でしたが、午前10時ごろから午後2時にかけて着実な回復基調が持続して、65.89ドル、0.52%高で終了しました。
中国人民銀行が市中銀行の預金準備率を引き上げたことや、週間ベースの新規失業保険申請件数が事前予想をわずかに上回ったことが、ダウ平均株価の軟調なスタートの背景にあったと見ています。
その基調が転換してマーケットが反発したのは原油先物価格の反転が大きく影響したようです。エクソン・モービルのザラバの動きがそれを示唆しています。
VIX指数も10時過ぎから低下が鮮明となっており、投資家のセンチメントが改善して、リスク許容度を引き上げた様子が見てとれます。
今日は4月の消費者物価統計、5月のミシガン大学消費者信頼感指数の速報値の発表が予定されています。
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