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日銀の社債買い取り入札、落札利回り大幅低下
日銀は11日、「資産買入等の基金」を通じ、社債の買い取り入札を実施した。東日本大震災後初となった4月の前回入札と比べ、落札利回りは大幅に低下し、社債市場が落ちつきつつある状況を映した。ただ「予想以上に応札が多かった」(国内証券)との声もあり、一部の電力債が応札されたとの見方も出ている。
落札予定額は1500億円で、3356億円の応札があり、1501億円を落札した。応札倍率は2.24倍で前回(2.25倍)とほぼ同じ。実質的な最低落札利回りは0.203%で前回(0.400%)から大幅低下した。前回入札は原発事故で社債利回りが上昇(価格は低下)していた東電債が大量に応札されたとみられ、落札利回りが大幅に上昇した。
日銀の社債買い取りは「流通市場よりもまとまった量を高く売れる」(SMBC日興証券の阿竹敬之チーフクレジットアナリスト)ことから、社債市場の環境が完全に回復していないとみる金融機関が応札したもよう。市場には日銀の購入上限の1000億円に達したとみられる東電債以外の電力債の応札があったとの見方もある。
日銀の基金を通じた社債買い取りは昨年10月の包括緩和の一環。東日本大震災を受けて、3月の金融政策決定会合で、買い取り総額をこれまでの5000億円から、さらに1兆5000億円分の枠を広げた。
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