ポイント
米国株式市場は上昇したのですが、今日の日経平均株価は小動きのスタートとなりそうです。前日に比べて円高に振れていることが上値を抑えると見ています。ザラバでは、為替の動きから目を離せませんが、大きな動きはなさそうだと考えています。
米国マーケットの動向
欧州の財政懸念もあって、多少もたついたスタートとなったダウ平均株価でしたが、11時半から12時過ぎの間に急速に上げ幅を拡げ、その後値を下げることもなく45.94ドル、0.36%高で終えました。
金や原油価格など国際商品価格が堅調に推移したことを映して、ニューモント・マイニングが1.79%の大幅高となっています。
シェブロンも1.18%上げました。
ただし、マーケットが上昇したタイミングを見ると、これらの金鉱株や石油株が直接に影響したようではなさそうです。
代表的なハイテク指標であるSOX指数(フィラデルフィア半導体指数)は0.29%低下していますが、11時半過ぎからの反発が目立っており、これがマーケットの上昇に寄与したように思われます。
VIX指数が6.74%低下して、投資家のセンチメントが改善した様子を示唆しています。
今日の日経平均株価は?
CMEの日経先物価格(円ベース)9,790円を、今日の日経平均株価の寄り付きのメドとしています。
ドル円が前日に比べて円高に振れていることが上値を抑えるため、ザラバも小動きになりそうだと考えています。
今日は250社余りの決算発表がありますが、マーケットへの影響は限定的と考えています。
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