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なぜ負けるか - 資金配分

資金配分は銘柄選定よりも大事である。勿論上がる株下がる株が判るなら話は全然違うものになる。明日の株価が判るなら、最大のレバレッジをかけて全力投球すればいい。実際のトレードでこれをやり続けると遅かれ早かれ確実に破綻する。

 

株でもデリバティブでも一番大事なことは破綻しないことで、次は継続的に利益をあげることである。利益を上げていれば破綻しないのではないかと思うかもしれないが、1回の失敗で破綻することも大いにありうる。破綻するということは負けが確定することだから、破綻だけは避けなければならない。安定配当を期待して資産のすべてを東電株で持っていた人がいたら、その 80%は消えてしまった。3月末の配当を2倍取るつもりで現物株を担保に信用でも買っていたら(2階建て)震災後に値がついた時点で破産したはずだ。破産まで行かなくても東電で大損した人は私の友人だけでも数人いる。

 

どうすれば破綻しないか?!。現金でも金でも国債でも銀行預金でも、100%安全なものはこの世の中にはないから資金を分散するしか手はない。ましてや大きなリスクを伴う株のトレードではリスク分散は必須事項といえる。多くの銘柄に資金を分散することは勿論だけれどそれ以外にも、外国株を組み入れたり、資金の投入を時間的に分散させたり、先物やオプションを組み合わせたり、買いだけでなく売りとも組み合わせるとか、いろいろな資金配分方法がある。

 

小口の投資資金では分散しきれないという人もいるかもしれない。しかし、株で一発当てようというようなギャンブル的なトレードをしていたら、株価を予知できる能力あるいは技量を持っている人以外は必ず最後には負ける。破綻しないため、生き残るためには耐えられる範囲のリスクしか取らないことである。リスクの予見も難しいけれど、株価の予測よりは投入資金の調整やリスクヘッジなどで対応できるので自分でなんとかできる領域なのではないだろうか。

 
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