ポイント
ダウ平均株価が2日続けて大きく下げたことを受けて、今日の日経平均株価も大幅な下落でのスタートとなりそうです。9,765円の近辺を想定しています。ザラバでは、大きく円高に振れていた為替が多少円安方向に戻していることから、一段の下げは避けられると見ているのですが、連休の後だけに不安定な展開を警戒したいと考えます。為替から目を離せないようです。午後にはs雇用統計を控える米株先物の動きに注目を要します。
米国マーケットを振り返る
週間ベースの新規失業保険申請件数が予想を大きく上回ったことから、軟調に始まったダウ平均株価でしたが、昼にかけてかなり戻しています。しかし、2時半過ぎから大引けにかけて再び下げ基調が鮮明になり、139.41ドル、1.10%の大幅安となりました。
午後の下げを主導したのは、原油価格や金など国際商品の下落であったと見られます。シェブロンが1.97%安で終えていますが、午後の下げが目を引きます。
産金会社ニューモント・マイニングも3.08%の急落となっています。
VIX指数は6.56%上昇しましたが、午後に入ってからの上げが目立ちます。マーケット心理の急速な悪化を示唆しています。
したがって、弱い経済指標がマーケットを引き下げたというより、国際商品市況の急落が重石になったと見たほうがよさそうです。
今日の日経平均株価は?
CMEの日経先物価格(円ベース)9,765円を、今日の日経平均株価の寄り付きのメドトしています。
急速に円高に振れていたドル円が円安への戻りを見せていますので、ザラバでの一段の下げは避けられると期待していますが、警戒は欠かせないようです。
今日は総合商社やキリンホールディングスなど100社ほどの決算が発表されます。
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