ポイント
弱い経済指標を背景に、前日から基調の弱さが目立つ米国マーケットですが、今日も米株先物が軟調な推移です。ドル円が円高に振れていることから、明日の日経平均株価は大幅に下落してのスタートとなりそうです。
米国マーケットの動向
前日に、4月のISM非製造業景況種数やADP全国雇用者数の増加が事前予想を下回ったことをきっかけに、ダウ平均株価が83.93ドル、0.66%とかなり大きく下落しました。
今日もGLOBEXのダウ先物価格が38ドル安で推移しています。ナスダック100も7.75ポイントの下落です。前日の軟調な展開をそのまま引き継いでいるように見えます。
今日は、週間ベースの新規失業保険申請件数のほか、4月の主要小売企業の売上高が発表されます。加えて、バーナンキFRB議長のシカゴでの講演も注目されているようです。さらに、クラフト・フーズ、AIG、GMなどの決算が発表されます。
日経平均株価への示唆
4月の雇用統計を翌日に控え、米国マーケットは様子見姿勢が強く、弱い基調が大きく好転する可能性は低いと思われます。
日本のマーケットにとって厳しいのは、ドル円が大きく円高に振れていること。
CMEの日経先物価格は9,775円となっています。明日の日経平均株価はこの近辺での寄り付きになる可能性が大きいと見ています。
これから米国で発表される週間ベースの新規失業保険申請件数から目が離せませんが、基本的には明日の日経平均株価は厳しいスタートとなりそうです。
「人気ブログランキング」に参加しています。記事がお役に立ちましたら、下のバナーをワン・クリックお願いいたします。大きな励みになります。
本文中で使用しているデータやグラフ類は主に次の各社の公表しているものにお世話になっております。経済産業省、内閣府、日本銀行、東京証券取引所、CME GROUP、CBOE,CNN MONEY、MSN MONEY、アット・ニフティ・ファイナンス、Yahoo!ファイナンス、サーチナ、ゴールデン・チャート、外為どっとコム