ユッケで三人目の犠牲者大腸菌O111
2011年05月04日
三人目の犠牲者が出たが、福井と富山の両県で置き、流通段階から汚染されていた疑いが出てきて、調べた結果、遺伝子の型まで同じだと分かった。ただ、生食用としては流通させてなく、これを使った方に当然大きな問題があるのは間違いないようだ。全国的にもユッケは売れなくなっており、発売中止にした店も多くあるようだ。もともと、厚生労働省は生食用の流通自体できないような、厳しい規制をしており、適合する肉以外、事実上使ってはいけないことになっている。ただし、罰則はない。(Y)
・・生食牛レバーによるO157食中毒を受け、厚生労働省は平成10年に専用設備での肉の解体・加工や10度以下での保存を定めた生食用食肉の衛生基準を設けたが、強制力はなく、実際には基準に沿って加工・流通している牛肉はほとんどない。
大阪府内を中心にチェーン店を展開する大手焼き肉店の副社長(45)は「生食用牛肉が流通しない現状にも問題がある。生食用の基準を緩和するなどしなければ、ほとんどの焼き肉店が提供できなくなるのでは」と厚生労働省の定める基準自体に疑問をぶつけていた。(産経)
大阪府内でもユッケ販売停止 食中毒受けMSN産経ニュース
焼き肉チェーン「焼肉酒家えびす」で発生した集団食中毒で、富山県砺波市の砺波店で食事した40代の女性が4日、死亡し、同チェーンの食中毒での死者は3人となった。同チェーンの店舗で食事をした客のうち20人以上が腎機能障害を伴う溶血性尿毒症症候群(HUS)などを発症しており、多くの患者から腸管出血性大腸菌O111やO157が検出されている。
福井県と富山県による大腸菌の遺伝子検査で、死亡した福井の男児と、富山の店舗で食事をした患者から検出されたO111の遺伝子型が一致した。いずれの店舗も、ユッケに使う牛肉を東京都板橋区の卸売業者から直接仕入れており、富山県は店舗に届く前の流通段階から汚染されていた可能性が高いとみている。・・・(産経)
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110504/crm11050421550009-n1.htm