カネカ=2012年3月期連結業績は、売上高が前期比10.2%増の5000億円、営業利益が17.7%増の250億円、純利益が11.8%増の130億円を見込む。
東日本大震災による販売減などの影響として、売上高で90億円、営業利益で30億円のマイナスを予想する。一方、国内での太陽電池販売の増加や、機能性食品では高機能製品の売り上げ増などにより、全体では増収増益となる見通し。
11年3月期の連結業績は、売上高が前期比10.0%増の4538億円、営業利益が21.3%増の212億3500万円、純利益が38.3%増の116億2500万円。被災工場の修繕費などとして震災関連の特別損失に12億2000万円を計上し、営業利益ベースでは販売減により9億円のマイナス影響が出たが、カテーテルをはじめとする医療機器などが好調で、震災分をカバーした。(了)
時事通信