一押しの高配当株 その2

坂本彰さん
坂本彰さん

前回の続きです。


今回は高配当株について、J-REITを紹介いたします。


J-REITとは、基本的に株と同じく売買できる銘柄なのですが
投資対象が不動産となります。


J-REITとは日本版不動産投資信託の略で、日本では
2000年5月の投資信託法の改正により、投資信託の対象資産が
不動産にまで拡大したことにより誕生しました。


最初は2001年9月に2銘柄からスタートしましたので、
まだ10年も経っていません。


J-REITの基本構造は投資信託と同じく、小口(小額)の
資金を投資家から集め、そのお金を株や債券などの有価証券ではなく、
不動産のみを購入、売却する投資信託になります。


集めた資金で物件を買い、賃貸収入と物件売却代金を投資家に
分配金という形で支払うのです。


J-REITは不動産を直接購入するのではなく、投資法人に
運用を託すため、小額の投資で収入を得ることができ、間接的な
不動産オーナーになることができます。


J-REITは株式と比べ、その分配金(株でいう配当)の高さが
極めて高い利率となっています。


年2回分配金がでますが、金額の目安は、ほとんどの銘柄で
2~3万円前後になります。


このように、高い利回りを実現している背景としては、
J-REITは利益の90%以上を投資家に配分すれば
法人税はかからないという決まりがあるからです。


つまり、J-REITは会社の儲けのほぼすべてを投資家に配分
しているため、このような高利回りを実現することができます。


私も1銘柄J-REITを保有していますが、現在の利回りは
5%程度です。


購入時は株価が今より2割以上低く、利回りは7%台でしたが
その時より株価が上がっています。

 

http://saig.livedoor.biz/archives/2129234.html

 

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