転職活動の為に、今までの自分の仕事を振り返って職務経歴書に落とし込んでいる。英語が流暢に話せないという事が若干のコンプレックスではあったけれど、こうして改めてまとめてみると、自分の転職市場での価値は比較的高い方なのかもしれないと思ってしまったりしている。自分は管理会計という経理の中でもあまり潰しのきかない業務を長年担当しているのだが、管理会計は求人も少ない代わりにライバルも少ないのだ。
今まで転職を躊躇していた理由は明らかだ。
一つは、未だ日本は新卒採用が主流であり、大半の大企業において中途採用者は出世のメインストリームには乗れないということ。
二つ目には、低収益ながらも、自分は今の会社の雰囲気が好きだということ。
それらをかなぐり捨てて転職活動に踏み切った最大の理由は、震災だ。震災は当社の中長期的な成長力を根こそぎ奪っていった。いくら自分がこの会社が好きだとしても、30という年齢にして会社と運命を共にすることは出来ないと判断した。
しかしいざ活動を始めてみると、後ろめたさや悲壮感など微塵もなく、結構楽しくやっている。井の中の蛙が大海を知った気分なのかも。やはり、色々な人に評価してもらうというのは、自分の性にあっている。もちろん、良い評価であるに越したことがないのは言うまでもないが。